君のハートをクリーンアップ
特に何事もない日、そんな日の俺は双児宮の長椅子で舟を漕いでいる。
窓より差し込む陽の光、涼やかな風、静かな時間。
俺はそれらを感じつつ、浅い微睡みに浸るのが好きだった。
サガはいない、そう記憶している。
サガは最近忙しいらしく、ここへは帰ってきているらしいがあまり見かけない。
また夢現、俺はそこへと落ちていき、次に気が付けば既に夕刻であった。
しまった、夕飯の用意をしていない。
食料品を物色し、さて何を作ろうかとまな板を前にして考えていると、
バットタイミングなことに、サガが帰ってきた。
「おかえり」とひょいとキッチンから顔を出すと、サガは疲れた様子でただいまと云う。
「聖域はいろいろと騒がしいな」
一応サガを労ってみる。
しかしサガはああと答えるだけで、俺の横を擦り抜けキッチンへと入って行った。
それを追い掛けて、
「サガ、すまん。夕飯の支度はまだなのだ」
普段はサガが家事全般を取り仕切っているが、こんな日は俺がする。
別に普段も己のことくらい己でしても良いのだが、
サガはなにかと俺の家事のし方に文句を付けてくるのでサガに任せているのだ。
「また昼寝をしていたのか?この役立たずが」
いきなり暴言を吐くサガ。
かなりストレスが溜まっているらしい。
「すまん。今すぐお前の好きなものを作るから、待っていてくれ」
ここは大人しく謝っておこう、俺はサガをリビングに返して調理に取りかかる。
それにしても最近は買い物にも行っていなかったので、食材がない。
仕方なく適当に食材をきざみ、適当に焼いて適当に味付けをする。
サガがそれを一口食べて、「どこが私の好きなものだ!愚か者!」と云ったのは云うまでもない。
これはこれでけっこう美味いのに。
そんな日々が続いて、サガはその忙しさからか食事さえも双児宮で取らなくなった。
深夜時々帰宅して、しかしすぐに眠ってしまうらしい。
俺はサガが帰ってきた気配にうっすら覚醒して、
サガがこの部屋に来るかと少し思案して、結局何もなくて、ほっとする。
…そうだ、ほっとしている、それ以外に何を思うことがある?
俺は何故か少し苛々して、それを誤魔化すようにブランケットに潜り込んだ。
「カノン!カノン!」
サガが呼んでいる。
いつものように、サガのいないリビングで眠っていたら、サガに呼ばれた。
煩い、俺は今お前のことが嫌いなのだ。
狸寝入りを決め込もうと思った、その時、ぐいと胸ぐらを掴み上げられた。
「ぐっ…サガ…」
「カノン。貴様、この私が呼んでいるというのに、その態度はなんだ?」
お前こそ眠っていた俺に対してこの態度はなんだ!?
「私はここ最近充分に寝てもいないというのに、お前という奴は!」
黄金聖闘士の体力を考えれば、寝不足くらいなんともないのでは!?
「カノン、聴いているのか?返事をしろ!」
「だ…っから、その手を…げほ…離せ」
「…ふん」
やっとサガから解放され、俺はそのまままた長椅子へと倒れ込む。
こいつ本気で俺を絞め殺そうとしていたぞ!
「サガよ、忙しいのは知っている。寝不足ということもな。
しかしその苛立ちを俺に当てるのはやめてくれないか」
「私はそのようなことで怒っているのではない」
「では何が気に入らない!悪いが俺もここ最近は苛々しているのだ。
この間のように大人な態度では接してやれんからな」
「ふん。分かり切ったことを」
「なんだと?」
サガが鼻で笑ったので、俺はさすがに立ち上がる。
「どういう意味だ、サガ」
「どういう意味もこうも、この惨状、大人のすることとは思えんわ!」
サガはばっと両手を開き、リビング全体を指して見せた。
「……」
「カノンよ。しばらく見ぬ内に、随分とここを散らかしてくれたようだな」
長椅子の傍に置いたテーブルの上には俺の持ち帰った書類の山。
時々山崩れを起こし、そういえば幾つかペンやらインクやらが行方不明。
コーヒーカップがその陰に隠れている。
床にはやはり書類やら本やらが適当に積まれてある。
「これは、その、一見散らかっているが、何でも揃っていて便利なのだ」
「ほう。まあこれは赦すとしよう、しかしこれはなんだ?」
くずかご入れには当たり前だがゴミが入っている。
「生ゴミはきちんと毎日処理している!」
「生ゴミだけを片付ければ良いというものではないわ!見ろ、溢れているではないか」
確かに、くずかごからはいくつかの丸めた紙が落ちていた。
「更にあれ」
部屋の隅に一纏めにされてある酒瓶を指差してサガ。
「これも」
その辺に放置されてある毎日の新聞。
「カノンよ、お前は掃除も出来ないのか!?」
「出来るわ!それくらい!だから俺も仕事をしていてだな」
「酒を片手にだろうが!」
「何が悪い!俺とて飲まなければやっとれんわー!」
「私は一滴も飲んでいないのに、お前が飲んでいるのが赦せん!」
「なんちゅー自分勝手な…って、おい、サガ!」
サガは俺の呼び止めを無視して、各所を見て回っては怒鳴り散らし始めた。
「カノン!私の部屋を荒らしたな!?」
「違うわ!本を借りただけで、それを戻さなかっただけだ!」
「馬鹿者!風呂場もなんだ、この惨状は!バスタブは洗えとあれほど」
「云ってないだろうが。シャワーしか使ってないから洗わなくていいだろう!」
「排水溝に髪の毛が溜まっているではないか!
これでトイレの掃除もしていなかったら、この兄はまた弟を殺すところだったぞ!」
「殺すな。トイレくらい掃除してる!」
「ああ、物置も荒らしたな!玄関の掃除も、洗濯物も溜まっている!」
「まとめて洗うつもりだったのだ!」
「カノンー!貴様、生ゴミは捨てているのではなかったのか!?」
サガの怒鳴り声にいい加減俺の怒りも頂点に達し、キッチンへと向かうと、
そこにはカップ麺の空きカップを持って、怒りに震えるサガがいた。
「それは今日の昼食ったのだ!」
「それをいつまでテーブルの上に放置しているつもりだ!?もう夕刻だぞ?」
「い…今片付けようと思ったところで…」
「そんな言い訳は聞きたくもないわ!」
そう一言、サガは冷蔵庫を確認しようとしたのか、その扉を開き、
「……」
「そこは片付いているだろう?」
「片付いている。確かに。しかしな、カノン、これは空っぽと云うのだ!」
「中で物が腐っているよりはましだろう!?」
「カノン、貴様…っ…」
そう腹の底から憎々しさを吐き捨てて、どさり。サガはその場に倒れてしまった。
「サ…サガ!?」
しまった、こんなことになるなら床くらいは掃除しておけば良かった。
とりあえず駆け寄って、抱き起こす。
「サガ!サガ!どうしたのだ、貧血か!?」
体中の半分の血を抜き取ってもピンピンしているような黄金聖闘士に、
貧血なんぞありえないだろうが。
抱えたサガを揺すってみたが反応はない。ついでに軽く頬を叩いてみたが、やはり反応はなかった。
「サガ…?」
急に不安になる。
殺しても死なないような、死んでも生き返ってくるこいつが、そんな…。
「サガ!」
その力が抜けた重い体をぎゅうと抱きしめると、
「…ん…ん」
サガが僅かばかり反応を見せ、次の瞬間、サガの髪が闇に染まった!
アテナー!
「…ふ…久しぶりだな、カノンよ」
予想したとおり、サガがゆるりと開いた眸は充血していた。最悪だ。
「お前…何故今になって現れる!」
俺の腕から離れたサガは立ち上がりつつ、ふっと笑った。
「それはな、カノン」
「それは…?」
「あいつはこの双児宮の汚さに嫌気が差して、また私を造ったのだ!」
そんなことで人格を造り出すなー!
「あいつは昔からなんでも汚いことは私に押し付けて、まったく…」
「そんなに汚かったのか、ここ…」
「数日帰らなかっただけでこの有様とあいつは嘆いているぞ」
「それで?お前はどうするのだ?」
「私か?まあ久しぶりの娑婆だ。たっぷり愉しむのも悪くは…うっ…!」
突然サガが黒い髪を振り乱して床に崩れ落ちる。
「サガ!?」
頭を抱え苦しむサガを支えながら、その顔を覗き込むと、
「…くそっ…あいつめ…この私に掃除をしろ…と…!」
本当に汚いことを押し付けられている、こいつ。
「くっ…わかった…掃除を…掃除をして…やるわっ!」
そう云うと、頭痛は収まったらしく、サガははあと長い溜息を吐いた。
「今はあいつのほうが力が強い。仕方ない、掃除をするぞ、カノン」
「え、俺も?」
そう問うと殴られた。
「当たり前だ!というかお前が散らかしたのだからお前がするのだ!」
そんなわけで、双児宮の大掃除が幕を開けた。
「宮は毎日きちんと掃除しているから良いとして」
俺はサガ曰く散らかったリビングに立ち考える、何処から手を付けようかと。
「なんだ。宮は掃除の必要がないのか」
「掃除したかったのか?」
そう問うと、サガは非常に残念そうに溜息を吐いた。
「掃除すると見せかけて破壊してやろうと思ったのに」
「お前…」
「まあいい。さて、何処から掃除するのだ?ん?」
「とりあえず時間の掛かる物から手を付けよう」
「なるほど。火の通りにくい野菜から焼くのと同じだな」
「…いったいいつ野菜炒めを作っていたのだ、お前は」
とりあえず始めなければ終わらない。
俺はサガの寝室と自分の寝室のシーツを剥がして、洗濯に取りかかろうとする。
が、自分のベッドのシーツを剥がしたとき、サガが背後から腕を回してきた。
「…掃除するのだが」
「洗濯したてのシーツを汚すのは嫌だろう?」
「確かに」
体を反転、サガのほうに向く。髪が黒だ、眸が赤い。でもサガだ。
「抵抗しないのか?」
「普段ならするさ。しかしな」
両手でサガの頬を挟んで、くちびるを寄せる。
「俺も欲しい」
「ふ、最近していなかったので欲求不満ということか」
「煩い。黙れ。するのか、しないのか?」
もちろんするのだろう、サガ?
ふたりで息を整える。
全身が崩れ落ちてしまった俺の躰に、サガの躰がのし掛かってくる。
重いが、今はその重さが心地よい。俺の腕に掛かるサガの髪はやはり黒。
「お前とするのは久しぶりだな」
その一房を弄って、云ってみると、サガが静かに笑ったのが分かった。
「お前は昔から私を受け入れる」
「サガ、だからな」
「そうか」
「お前も、あいつも、俺にとってはサガなのだ。それ以外の何でもない」
「ふ…なるほど…っう…!」
俺の項に吸い付いてこようとしたサガがまた突如苦しみ出した。
「サガ!?」
「くっ…くそ…欲望を解消したら、また奴の力が…っああ、掃除をするから!」
掃除をするという一言に、サガの頭痛はおさまったらしい。
サガは舌打ちをして立ち上がる。
仕方なく俺も立ち上がり、シーツをベットから剥ぎ取った。
「何処へ行く、カノン」
「シャワーを浴びる。ついでに風呂掃除もする。お前は洗濯な」
俺はサガにシーツの塊を預けて、風呂場へ向かった。
「サガー!サガー!」
とサガを呼ぶ声に、洗剤を片手に持ったサガがバスルームに姿を見せた。
やはりまだ髪は黒。
「私を呼びつけるとは何事だ」
「袖が落ちてきたのだ、捲いてくれないか?」
そう云って俺は腕まくりが解けてずり落ちた両袖を見せる。
その先にはゴム製の手袋。
ついでに今はズボンの裾もまくり上げ、髪も上部で束ねてある。
「そのような出で立ちで何をするつもりだ?」
「カビ取りだ」
「くれぐれも洗剤を混ぜ合わせぬようにな」
そう云ってサガはやれやれとばかり、俺の袖をまくり上げてくれた。
妙に庶民じみたことを知っているな、こいつ。
さて、天井のカビでも落とそうか、そう思いサガに背を向けると、露わになっていた項に噛み付かれた。
「お…い!」
「先程喰い損ねたからな。良いだろう?」
「…ここは風呂場だぞ?」
「それで何か困ることでもあるのか?」
「せっかくカビ取りをしようと、こうして準備までしたのだが?」
「またすれば良い」
「そうか」
「そうだ」
先程の1回では物足りぬよ、俺も。
サガの手が俺の着衣に手が掛かったところで、俺は流れに身を任せることにした。
「んぁ…あ…」
い…いかん!
もう午後8時を回ってしまったが、掃除は全く終わっていない。
俺はなんとか風呂場から這いずりだし、時計を見て愕然とする。
体力が、掃除もしていないのに、どんどんと減っていくのは何故だ。
「カノンよ、風呂掃除は終わったのか?」
「終わった!くそ、お前俺を裸で放りだして行っただろう!?」
「途中で気をやる方が悪い。こちらも私の部屋とお前の部屋の掃除は終わった」
「…勝手に俺の部屋を片付けたのか!?」
「私の部屋はきちんと片付けたぞ。…奴がぶつぶつと煩かったからな」
「俺の部屋は?全部異次元に飛ばしたなどと云ったら、怒るぞ!」
「窓と床を適当に拭いただけだ。どうせ捨てるくらいも荷物がないくせに」
確かに、俺は私物が少ない、片付けるほどもないくらいに。
「カノンよ、もう少し私物を増やしたらどうだ」
「いらぬ。この身ひとつで俺には充分だ。というか、今日中に掃除は終わるのだろうか」
果てしなく散らかっているらしいリビングを思い俺は嘆息した。
とりあえず深夜まで掛かって掃除をし、残るはリビングとキッチン、そして洗濯物を干すだけとなった。
残りはまた明日。
「せっかく掃除をしたのだから汚したくない」
というふたりの意見の一致もあり、俺たちはリビングで眠ることになった。
床とテーブルに積まれた書類やら本やらを蹴散らかし、
「あふ…っ…う…床は…やはりっ…んああ…痛いぞ…!」
などとかなり乱れた眠り方をしたのは云うまでもない。
翌朝。
「よく考えたら、昨日のカップ麺から何も食っていない!」
俺は冷蔵庫を覗いて、そういえば空っぽだったことに気付き嘆息した。
そこへサガが入ってきて、お前はいつまで人格交代しているつもりなのだ!
「性欲と食欲は繋がっているという。
性欲が満たされているので空腹に気付かなかったのではないか?」
「しかしさすがに今日は買い物にも行かなければな」
とりあえずキッチンの掃除を始めることにした。
生ゴミを片付け、洗い物をし、床を磨く。
ついでに買い物リストも作成してしまった、主婦の領域だ、俺。
そしてついにリビング。
「とりあえず新聞と空き瓶はリサイクルせねばな」
とサガが新聞を集めて紐で縛り始めたので驚いた。
もう一方の人格ならそう云うだろうが、まさかお前までもがエコロジストだったなんて。
「ふ、私は地上の平和を欲していたのだぞ?むしろ今も欲しいが。
環境問題に取り組むのは当然のこと。ではちょっと新聞を出してくる」
新聞の束を片手に出て行くサガ。
それを見送って俺も酒瓶を片付けようとし、
「カノン…」
ゾンビのようなその声に振り返ると、そこにはいつものサガがいた。
「サガ?新聞を出しに行ったのではなかったのか!?
いやそれよりも、あいつは?まだ掃除は終わっていないぞ!?」
「新聞はデスマスクについでに出しに行ってもらった。
お前にどうしても伝えたいことが…あって…こうして私が出てきたのだが」
サガは苦しそうに呻いて云う。
「サガ、大丈夫か!?」
「案ずるな。それよりも良く聴け、カノン」
「ああ…」
「カノン、酒瓶のラベルは剥がして燃えるゴミとして出すのだぞ!」
「お前はわざわざそれを伝えに出てきたのか」
「もちろんだ…くっ…ふぅ…くだらんことで出てくるな、あいつも」
サガの髪がまた徐々に黒へと変化し、また人格交代したらしい。
ふたりで酒瓶のラベルをぴりぴり剥がしたのは推して知るべし。
書類の山も片付けて、ただし仕事は出来ていないが、本もきちんとサガの本棚に戻す。
窓を磨き、床掃除をして、掃除完了。
「さて、最後に洗濯物を干すか」
快晴の空に洗濯物が泳いでいる。木陰に入って、それをふたりで眺める。
ごろりと寝転がり、地に着きそうなサガの黒い髪を弄った。
「黒色だ」
「嫌か?」
「別に。掃除も洗濯も終わった、もうすぐお前とはまたお別れだな」
「寂しいとでも?」
サガはくっくっくっと可笑しそうに笑う。
「ああ、寂しいな」
俺がそう云うと、サガはほうと赤い眸を細めた。
「お前の黒い髪も、赤い眸も、お前も、俺は好きだよ、サガ」
起き上がり、サガにくちびるを近付ける。
「サガ、俺は名残惜しくなる物を作らない主義だ。だから私物もない」
「知っている」
「けれどお前は生まれる以前からあったのだから、仕方ない」
「それは私ではなかろう。あいつだ」
「違う。俺はサガと生まれた。お前はサガだ。そうだろう?」
サガが俺の頬に片手を当てる。
赤の眸に長い睫毛が伏せられて、ああ、もう見えない。
「寂しくなったなら、また掃除をさぼれば良いよ」
微妙な甘言ありがとう。
少し開いた俺のくちびるにサガの吐息が流し込まれて、やがて塞がれる。
なあサガ、俺はどちらのお前もサガだと思う。
だから嫌いだ、だから好きだ、だから寂しい、お前がいなくなっては寂しいよ。
サガがいなくなったら、俺は寂しいのだ。もうそんなことはあの13年間だけで充分だ。
そうしてゆるりと瞼を持ち上げたなら、そこにいたのはいつものサガで。
「きちんと掃除も洗濯もしたようだな」
お前がいなくて寂しかったよ、サガ。
「まだ買い物は行っていないが」
「それはまた後で行こう」
「ん。とりあえず掃除した褒美をよこせよ」
「お前が散らかしたくせに。仕方ない弟よ」
またくちびるを触れ合わせて、買い物も洗濯物を取り込むのも、もう少し待って。
例えば今雨が降って、洗濯物をここに置きっぱなしにして、買い物を中止して、
ふたりで窓から洗濯のやり直しだなんて笑ってキスして、
真新しいシーツを汚して、洗濯物を増やしても、俺は良いかななんて思う。
そんな日は快晴で、洗濯物が良く乾く。
ついでに洗濯物の陰に隠れて、こそこそするのも良いかななんて。
なんてなあ、サガ?
「なんてなって云っとるだろうが!本当にすーるーなー!!」
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