苦難の終焉は
深淵の眠り
哀しき眠り
安らぎの眠り
聖なる遺骸は
生の果て
死のゆりかごに揺られ
過ぎ去りし日を
想い
浮かぶは
憐れみ深い貴女
訪れし平和の時に
誰よりもそれを願った
貴女の姿は亡く
幾千の星が
流れ零れるのは
貴女の死を嘆くから
こうして祈る者が
涙するのは
貴女が再び
その眸に映さねばならぬ世界が
戦の世故に
災いの世に
平和をもたらす女神よ
今はただ静かに眠りたもう
白く儚い御手に
餞の接吻けを
時満ちて
姿形が変わろうとも
敬愛なる女神よ
我は永久に離じ
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