眠り続ける男(Cancer)
「いい加減に起きたまえ」
「俺は低血圧なんだ、仕方ないだろ」
「死人は大抵低血圧だ。起きろ」
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夏の終わりに消えた人(Gemini)
盗聴する双子(Gemini)
「昔とった杵柄だ」
「それが今や兄の弱みを握るためとは、哀れを誘うな」
「で、何故そう云うお前まで参加しているのだ」
「面白そうだからに決まっているではないか」
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「耳蝉師とは何?」と極めて常識的なことを質問した主人公(Pegasus)
「まず読み方がわかんないんだけど…」
「君、小学校から通い直したまえ」
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最強無敵の女(Athena)
「アテナ、今宵のエスコートは私めに」
「あら、アフロディーテ。そんな呼び方、ここでは不粋でなくて?」
「それでは、沙織お嬢さま、お手をどうぞ」
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真夜中を過ぎても眠らない子供(Andromeda)
「お子様は寝る時間だぞ、アンドロメダ」
「何故です?」
「ここからは大人の刺激的営みの時間だからだ。
あと5年すれば君も仲間に入れてやろう。18歳以下は守備範囲外だ」
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謎のペットと暮らす隣人(Aquarius)
「白鳥とは、麗しいではないか」
「アフロディーテよ、氷河はペットではない」
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そのまた反対の隣人はオタクらしい
「私は君の趣向をどうこう云おうとは思わない。
現実の女も、君が没頭する世界の女も、媚びを売るに変わりはない」
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七色の瞳を持つ人
「私もむ13年前はそのような目をしていたかもしれない」と笑う。
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音を見る子供(Andromeda)
戻れない少年(Cancer*Capricornus)
妖と噂される人(Gemini)
「まああのご老体もそろそろ死なねば、人間の証明を失うところであったのだから、
その点では実に親切なことをしたと思わないかね、サガ」
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静かに泣く女(Athena)
その老人は(Libra)
「老いぬ体、お前ほどの美貌ならば儂を羨みそうなものだがな」
「まさか。老いこそ美しいのですよ、老師」
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尋常な日常を過ごす私
「株価下落、政情腹黒、戦争勃発、環境汚染、晴れのち曇り、
薔薇はそろそろ開花、今日も昨日と変わらぬ世界だな」
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