社会は汚い
そうさ。
だから多少のことには目を瞑り、尊大に笑うのだ。
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大人は嘘を吐く
人間８０年、一度も嘘を吐かない奴は、優しさが欠けている証拠だろ。
そういう奴を自己中心的って云うんだよ。
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子供は欺瞞を抱く
空は切り取られている
確かに牢から見る空はノイズ混じりの長方形だったなと苦笑い。
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海は闇く澱む
重油の垂れ流しだけはやめてくれよな。
こっそり海底からゴールデントライアングルするのも楽じゃない。
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光は遠い
近くに在りすぎると解らなくなるから、
遠くて、求めて、望んで、あれこれと藻掻いている方が性に合ってるよ。
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闇は近い
寄り添われると、ぞくぞくする。囁かれると、抱かれたくなる。
腕に落ちれば、けれど哀しくなる。
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眠れぬ夜は明けない
輝きの朝は訪れない
少し間を置き、うん…、と胸に片手。
全てを忘れるなんて、そんな自分に都合の良いことなんて出来ないし、決してしてはいけないのだ。
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けれど君のいる世界
俺がカノンで、お前がサガだった。
それでいいし、そんなに悪い居心地じゃない。
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