Frog Log

イヒヒヒヒヒヒ

蛙愛護第一人者ひなつきれんさんより(一部妄想)

このページはやや下品ネタとマジキモさとがま油、そして愛で構成されています。



Gemini*Capricornus*Aquarius


 冥王ハーデスの軍門に下るという契約の元、12時間の命をその身に宿したかつての黄金聖闘士たち。

 サガ・シュラ・カミュが黄金聖衣を模した冥衣を纏い、

 体の具合を確かめていると、柱の陰からゼーロスが地を這いずりながら現れた。

 「死に損ないの元黄金聖闘士たちよ、貴様達の体がきちんと機能しているかどうか、

 このゼーロスが確かめるようにとラダマンティスさまから仰せつかった」

 ゼーロスが身を起こす。

 三人は不審気にゼーロスを見下ろしたが、逆らうわけにもいかない。

 「まずは水瓶座のカミュ」

 ゼーロスの名指しにカミュの眉がぴくりと跳ねる

 「貴様の必殺技の構えをしてみろ」

 「何の必要があって?」

 「いいかろしろ!早くするんだ!」

 云われてカミュは仕方無しにオーロラエクスキューションの構えをとった。するとゼーロス、

 「イヒヒヒヒヒヒヒ…嗚呼、この脇腹の伸ばし具合がなんとも」

 つつうとカミュの脇腹に手を伸ばす。

 思わず震えるカミュだったが、なんとかクールに徹した。

 次にゼーロスが目を付けたのは山羊座のシュラだった。その逞しい腕に手を這わす。
 
 「イッヒッヒッヒッヒッヒッ、

 さすが聖剣を宿しているだけはある、筋がたまらなくまろやか…!」


 「…何なら切れ具合を試してみてもいいがな」

 シュラがこめかみをぴくつかせながら云うが、ゼーロスは嘲笑った

 「それはアテナの首で試すがいい。…さて、最後に双子座のサガ」

 振り返られてサガは尊大にゼーロスを見下ろした。

 「ハーデスさまに頂いたこの体、何か問題があると貴様は思うのか?」

 その言葉と有無を云わせぬ双眸にゼーロスは縮こまる

 「…え…いやそれは、しかしラダマンティスさまが…」

 「ではラダマンティスは我らがハーデスさまのお力を疑っているのだな?」

 「そ…そんな!

 ラダマンティスさまは忠誠心熱き素敵なお方!ハーデスさまを疑うなどありえない!」

 更に小さくなるゼーロス。

 サガはふふんと鼻でそんなゼーロスを笑った。

 「ならばラダマンティスの元に帰り、何も不都合はなかったと伝えるがいい。

 くだらんことに時間を裂いてしまったな。行くぞ、シュラ、カミュ」

 ゼーロスに背を向け歩き出すサガ。追い掛けるシュラとカミュ。

 「サガよ…自分だけ狡いだろう…」

 「そうだ…あの方法であの場を誤魔化せるなら、最初からああ云ってくれれば良かったものを…」

 「許せ…お前たちが犠牲になっている間に考えたのだ。

 だが聖戦に犠牲はつきもの…。

 我らは喜んで平和のための犠牲になる道を選んだのではなかったのか?」

 「それはそうだが」

 「なんだかなあ」

 そんな会話を交わしながら走り去る三人の姿をゼーロスは丸くなりながら見送った

 特に癖の強い長い髪を揺らして走るサガの後ろ姿を。

 「…ヒャハァ…あの貴族然とした物言い…ゾクゾクする…」

 快感に打ち震えるゼーロスであった。




Leo


 突然聖戦は再び勃発した。

 風がアイオリアとゼーロスの間を吹き抜ける。

 「ふ。ミミズに引き続き、蛙ごとき、この獅子の牙で粉砕してくれる!」

 黄金聖衣が煌めき、アイオリアが構えをとった瞬間、ゼーロスは弾けたように笑い始めた。

 「イーッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!」

 戸惑うアイオリア。

 「な…いったいどうしたというのだ…!」

 「ハアハア…獅子座のアイオリアよ…その聖衣…!」

 「この88の星座の頂点に立つ黄道12星座の獅子座の聖衣に、

 何かおかしいところでもあるというのか…!?」

 「ある…!」

 ゼーロスはびしぃっと黄金聖衣に覆われたアイオリアの胸元を指差した。

 「胸板がチラリズム…!

 ヒャハァッ!このゼーロス、いいものを見せて頂きました、ヒヒヒヒヒ


 「な…なんだと!?」

 思わずアイオリアは胸元を隠す。

 「おやおや、そんな隠さずとも」

 「や…やめろ!じろじろ見るな!」

 「ヒャーヒャッヒャッヒャッ!」

 聖戦は終わらない。




Pisces



 棺桶を開けると、そこには美しい男が横たわっていた。

 長い睫毛、白い肌(何故なら死んでいるから)、豊かな髪、泣きぼくろ。

 「起きろ!貴様はハーデスさまの駒となるのだ!」

 ゼーロスはその男、アフロディーテの体を揺らすが、起きる気配はない。

 ここで相手が例えばあのラダマンティスならば
舌で舐めて起こすのだが、

 何故かこの美しすぎる男にはゼーロスの触手が動かなかった。

 仕方なくアフロディーテの体を揺らしつづける。イライライライライライラ…。

 「起きろ!この!舐めるぞ!このおかま!

 そう云った、その瞬間、抗えない力強さでゼーロスは棺桶に詰め込まれた。

 「はひ…?」

 ゼーロスの上に乗るはアフロディーテ。凄絶なまでの美しい笑みを浮かべて、

 
「私に掘られたいか、ああん?」

 ゼーロスが平に平にと土下座をしたのは云うまでもない




Gemini



 「お前は冥闘士ゼーロス!」

 カノンの前に現れたのは地奇星フログのゼーロスだった。

 「おのれ、地上に姿を現すとはどういうことだ?

 地上を守るアテナの聖闘士として冥闘士を見逃すことはできん!食らえ、ギャラクシアン・エクスプロー…っ」

 しかし、ゼーロスはそこで待ったをかけた。思わずカノンはポーズのまま停止する。

 「お前はサガの双子の弟・カノンだな?」

 「…ふ…一目見ただけでよく解ったな」

 思わずニヒルに笑むカノンにゼーロスは
イーッヒッヒッヒッヒッヒッと笑った。

 そして取り出したるは分度器。

 「な…なにぃ!?」

 慌てるカノン。

 「なに、簡単な判別方法があるのだ」とビッタビッタとゼーロスは跳ねながらカノンに寄る。

 そしてG・Eのポーズのまま止まっていたカノンの大きく開いた脚の付け根に、

 分度器を迷わず宛がった。


 「見よ!
サガよりも脚の開き具合が甘い…!

 「な…!?」

 「所詮貴様はサガの出来損ないというわけよ、イヒャヒャヒャッ」

 ぴたぴたと
股間を分度器で叩くゼーロス。

 「くっ…」

 カノンは奥歯を噛み締めた。そしてじりっと脚を更に広げる。

 「ならば、これでどうだ…っ!?」

 「は〜ん?まだまだ!そら!そら!
もっと脚を開け…っ

 「く…ぅっ」

 「まだまだぁ!」

 「う…っあ…っ」

 「ヒャハア!その声…イイ!イイ〜!」

 「これ以上は…っあぁ!」

 
冥闘士を見逃さないアテナの聖闘士は目的を見失っていた。




Gemini


 「うわーん!サガあ!」

 とカノンが家に帰ってくるなり飛びついてきたので、サガは少々驚きながらも弟を抱きしめた。

 「カノン、いったいどうしたのだ?」

 「うっうっうっ。それがな、サガ。俺は
痴漢に遭ってしまったのだ…!」

 「痴漢だと!?」

 思わず大阪の地下鉄ポスター『ちかんあかん』を思い出すサガ。

 「うむ…えっぐえっぐ。なんか電車に乗ってたら、後ろから
べたべたと触られたのだ」

 「べたべた!?」

 「なんかねっとりしてたし…イヒイヒしてた…」

 「おのれ…うちの可愛いカノンに触って良いのは私だけだっ。

 よし、私がお前の振りをしてその痴漢を捕まえてやろう…!」

 「サガ素敵!」

 ふたりはひしっと抱き合った

 ***

 翌日電車にサガ、少し離れたところにカノンは乗り込んで痴漢を待った。

 今か今かとサガが
痴漢を待ちわびるというちょっと変態ちっくなことを心持ちでいると、

 
「イヒヒヒヒヒヒ」

 「ぎゃあっ、出たっ痴漢だー!サガ、助けてっ!

 とサガを呼ぶカノンの声がしたので、サガは慌ててその場へと駆けつけた。そして痴漢をふん捕まえると、

 「な…貴様はゼーロス!」

 そう、痴漢はゼーロスだった。

 「うちのカノンに痴漢を働くとは、聖戦は覚悟の上だろうな?

 「うっうっうっ。てゆーかどうして俺…」

 それに答えたのはゼーロス。

 
「触りやすそうだったから。わたくしの本命はサ・ガ!」

 「ど、どうせ俺は代理だよ!」

 「カノン、怒るところ間違っているぞ。

 そしてゼーロス、カノンになんてことをしてくれたのだ。
触るならば私を触れば良いだろう!

 どーん!

 周囲の乗客は「それは違うだろっ」と思ったが、三人はずれた方向へ突っ走る。

 「お…俺のために、サガっ。男前だぜ、サガっ。惚れ直したぜ、サガ!

 滝涙カノン。

 「いやまあわたくしとしてはサガに触れたほうが嬉しいわけで、イヒヒヒヒ」

 ニコニコゼーロス。

 そんなわけで、サガのおしりをゼーロスが触ることから双子の朝は始まることになった。

 
さわさわ。

 
「あー今日も良い尻」

 「ゼ、ゼーロス、顔を寄せるのはやめろっ」

 「サガ、俺のためにガンバ!

 その路線の乗客は現在減りに減っているという。




Wyvern


 ぬくぬくこたつにラダマンティス。そこへぺったりぺったり振袖ゼーロス。

 ことりとお雑煮をラダマンティスの前に置く。

 「ささ、ラダマンティスさま。お雑煮でございます」

 「お雑煮?」

 首を傾げて、その雑煮とやらを覗き込むラダマンティス。中にはやたらと大きなお餅が入っていた。

 「日本の伝統的な正月料理のひとつでございます、ヒヒ」

 「ふーむ、そうなのか。では、いただきます」

 手をあせて、それからお箸でずずず。そうしてお餅を噛み切ろうと思ったら、

 「ああっ、いけませんラダマンティスさま。縁起物のお餅は一気に飲み下さなくては!」

 「はに?ほーなのか?」

 もごもご。

 「ひかひこれはおおきふぎるのではないか?」

 「大丈夫です、ラダマンティスさまなら!」

 そんなわけで、ためしにごっくんラダマンティス、しかし、

 「もわーっ、のろにつまっは!!」

 ラダマンティスは悶え悶え。

 そんなわたわたラダマンティスを、

 「イーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ!!」

 と見つめながら、今年も良い年になりそうだとゼーロスは思った。




Gemini


 執筆予定。




Sagittarius


 執筆予定。




Eagle


 執筆予定。





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