大丈夫、私は強い (Bronze Saint)
「まず13年前、私を聖域から追い出した奴を追っ払ってやるでしょう。
それから海界に乗り込んで柱を折ってやるでしょう。
あとは冥界もなんだか最近悪巧みをしているようだから潰さないといけませんね。それから、それから。
あら、どうしたの、みんな」
青銅聖闘士げっそり。
「沙織お嬢さん、ちょっとスケジュール詰め込みすぎなんじゃあ…」
「大丈夫、これでも私は頑丈ですから！」
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守られて何もできないなんて真っ平 (Scorpius)
「アテナ、お下がり下さい。かつての黄金聖闘士が冥界の走狗となり、この聖域に攻めてきたもようです」
「よし、ミロ、あとはわたしに任せなさい」
「ええ！？」
「わたしが出て行ったほうが絶対に手っ取り早いですよ」
「いや、あの」
「ここはひとつ、彼らを改心服従させてやりましょう」
「お待ち下さいアテナー！」
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ジ・エンドなんてゴメンだわ
「水死体だけはなんとしても避けなければ」
in メインブレドウィナ。
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それで勝ったつもり？ (Thanatos+Hypnos)
「甕に入れたくらいでいい気にならないでくださいね」
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諦めたらそこで終わりよ (Cancer)
「このままでは、あなたは三流悪役のままですよ、デスマスク」
「はあ、べつにかまわんのですがね」
「本当はあなたも地上の平和のためを思って、私の首を取りに来たというなんちゃって悪役なのに、
あなたが正しく理解されないことが私には悲しいのです」
「なんちゃってと言われることのほうが俺的に悲しいです」
「そこで私は良いことを思いついたのです」
「ほんと話を聞かねー神さまだな」
「グラード財団から根回しをして、アニメにオリジナルのワンシーンを入れるのです」
「はあ」
「根回しは私に任せておきなさい。さあ、あなたは照れ笑いの練習ですよ」
「ええ！？」
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私は、絶対認めない (Poseidon+Hades+Abel)
「すぐに人間を切り捨てようとするあなたたちに地上を渡すわけにはいきません」
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怖いと思わなくなったら最後ね (Gemini)
「うがぁ！サガよ！いくらなんでも、仕事が多すぎるわ！」
「う、うむ。確かにこの量は半端ではない上、我らにやたらと仕事が回されている気がする」
「あら、サガ、カノン。なにか不満でもあるのかしら。前科を忘れて、また逆らおうとでもいうのかしら」
「めめめめ滅相もございません」
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もういい！放っておいて (Aries)
「たとえ貴女が、アテナでなく、‘沙織お嬢さん’だったとしても命がけで助けに来る彼らだと、
貴女が一番よくご存知でしょうに」
冥王との戦いの幕開けに。
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真実？だからなんだっていうの？ (Gemini+Cancer+Capricornus+Pisces)
「それでも悪と、あなた方を断罪せねば神の世は成らないのです」
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何でこんなことになっちゃったんだろうね (Gemini)
「残った黄金聖闘士は半数。白銀聖闘士も多数が命を落としてしまいました。
どうしてこんなことになってしまったのでしょうね、カノン」
「このカノン、粉骨砕身、滅私奉公させて頂きます！」
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信じるものこそ正義 (Pisces)
信じなさい！私が信じてるんだから (Pegasus)
「くっ。ここまでか…？」
「あなたを信じる私を信じなさい！」
「兄貴！？…沙織さん…男前過ぎるよ」
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それ、本当に本心？ (Aquarius)
「このカミュ、女神のため、地上の平和のため、戦い抜くのみ」
「あ、氷河」
「え！？」
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馬鹿じゃない？ほんとに、ばか (Pegasus)
「もうよいと、立ち去りなさいと、あれほど言ったのに」
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そんなの、とっくに承知の上よ (Virgo)
弱音なんて君らしくない (Aries)
「それでも、たった十三の少女です」
駆け上がる背中を見送る。
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誰より強いふりして、本当は誰より弱い (Bronze Saint)
どうして君はいつもいつもそうなんだ！ (Pisces)
「サガも、デスマスクも、シュラも、この私も。結局貴女は笑って許してしまうのですね。
貴女がそうだから、何百年かごとに海皇だとか冥王が付け入ってくるんですよ」
「なにもかもを許すつもりはありません。
けれどなにもかも許せないのでは平和の女神なんて務まらないのですよ」
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やりたいと思うからやるんだろう？ (Poseidon)
「これじゃあ一張羅が台無しになる上、お肌がふやけてしまいますね」
「いや、君が自ら地上に降る雨を引き受けるって言うから」
「そんなことは分かっています。さ、どーんときなさい。どーんと」
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そんなことないさ。別にそれでもいいけどね (Pisces)
「十三年間も私を追放し、挙句冥王の走狗となり、映画でも敵だなんて。
そんなに、私と共に在ることがいやですか」
「イエスマンばかりでは、思慮深い淑女にはなれませんよ、私の女神」
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皆が皆あんたみたいに強くないんだよ！ (Bronze Saint)
「サガ、ポセイドン、ハーデスはしばいたことですし、この調子で、天界にもかちこみですよ！」
「いやいやいや！お嬢さん、いくらなんでもタフすぎる！」
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君だけは巻き込みたくなかった (Abel)
「私の地上に手を出しておきながら、よくもまあそんなことが言えますこと、お兄様」
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あんたには負けたよ (Gemini)
「まさか十三年前、私の命を救ってくださったのが貴女だったとは」
「ふふふ、神の深謀遠慮をなめるんじゃありません」
「え」
「さ、カノン。私のもとできりきり働いてもらいましょうか。とりあえず私の護衛をお願いします。
まさか命の恩人相手にイヤとは言いませんよね」
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俺も、お前も、結局は同じさ (Gemini)
「海界、冥界、天界、いかなる神からの侵略も許さない世界を造りたかった」
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何もかも完璧な奴なんていやしない (Andromeda+Virgo)
「たとえ神であろうと、人として生まれた限り、
死という変容を貴女が怖れたのは仕方のないことなのです」
「たとえ神に最も近い男と呼ばれようと、人として生まれた限り、
善悪の見極めがちょっとあれでも、それは仕方のないことなのです」
「はっはっはっ」
「うふふふふ」
「ちょっとちょっと二人とも！なんだか尤もらしいこと言って、大切なこと有耶無耶にしてない！？」
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そう思ってるなら、大間違いだ (Cancer)
「俺がもう二度と裏切らない、なんて思っているなら大間違いだ」
「いいえ、貴方はもう二度と私を裏切れませんよ」
「れ？裏切らないの、ら、じゃなくて、れ？」
「兆候があったら、ぶっ飛ばしますから」
「すみません、今すぐ裏切りたいんだが」
「あら、今すぐぶっ飛ばされたいのですか、デスマスク」
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これだけは伝えておくよ (Virgo)
次に会うときには容赦はしない (Poseidon)
「なーんて言っておきながら助けてくれるなんて、さては私に惚れましたね、ポセイドン」
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せめて覚えていて欲しい、僕がいたという事を (Taurus)
「グレートホーン！グレートホーン！グレェェェェトホォォォォン！」
「いえ、そんなに主張しなくても大丈夫ですから」
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少しは頼れ。それは甘えじゃない (Saint)
「沙織さん！」
「お嬢さん！」
「アテナ！」
「待って待って待って待って！」
「ストップストップストップ！」
「特攻は聖闘士がしますから！」
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